この記事では、Windows10の「単語登録」機能を活用して、文字入力を高速化する方法を解説します。
パソコンをお使いのときに、
「よく使う言葉を毎回入力するのは面倒だな・・・」
「もっと早くキーボードで文字を入力したい・・・」
そう考えているあなたには、Windowsの単語登録がおすすめです。
今回は単語登録の設定方法だけでなく、実際の活用例も紹介します。
この機能を使えばキーボード入力の高速化は間違いなし!
ぜひ、単語登録を活用してみてください!
単語登録とは
単語登録はWindowsの標準機能
「単語登録」を使えば、長い文章や難しい単語を全て入力しなくても、素早く入力ができるようになります。
例えば、「あり→ありがとうございました」と登録しておけば、「あり」を入力後「スペースキー」を押すと、予測変換に「ありがとうございました。」と表示されます。
単語登録の時短効果
例えば「いつもお世話になっております。」をすべて手入力すると、だいたい5秒ほどかかります。(SABORIの場合)
これを、「いつ」→「スペースキー」→「いつもお世話になっております。」とすれば2秒もかかりません。これで3秒の時短です。
1回あたりはたった3秒ですが、毎日繰り返すと…
よく使う単語を登録し、キーボード入力を高速化すれば、時間を節約につながります。
また、文字を誤入力も少なくなるため、余計なストレスもかからなくなります。
単語登録の設定方法
それでは、Windows10の単語登録の設定方法を解説します。
単語を登録する
1. デスクトップの右下の「A」や「あ」となっている箇所を右クリックします。
2.「単語の追加」を選択します。
3.「単語の登録」画面が表示されます。
4.ここでは、「よろしくお願いいたします。」を「よろ」だけで入力できるようにします。
以下のとおり入力します。
単語:よろしくお願いいたします。
よみ:よろ
品詞:短縮読みにチェック
「登録」を選択し、完了です。
登録した単語を編集する
登録した単語の編集方法を解説します。
1.「単語の登録」画面から「ユーザ辞書ツール」を選択します。
2.登録した単語の一覧が表示されます。編集したい単語をダブルクリックで選択します。
3.「単語の変更」画面で修正し、「登録」を押します。
登録した単語リストのバックアップを取得する
登録した単語のリストはテキストファイルとしてバックアップできます。
1.「ユーザ辞書ツール」画面から「ツール」→「一覧の出力」を選択します。
2.「保存する場所」に保存先のフォルダを指定し、「ファイル名」に任意のファイル名を指定し、保存します。
取得したバックアップファイルを使って、別のパソコンに一括登録する
バックアップファイルは別のパソコンで単語の一括登録時に使用できます。普段使っている単語を別のパソコンでもすぐに使用できるため大変便利です。
1.「ユーザ辞書ツール」画面から「ツール」→「テキストファイルからの登録」を選択します。
2.「ファイルの場所」でバックアップファイルを保存した場所を指定し登録するファイルを選択→「開く」を選択します。
3.一括登録が完了したら以下の画面が表示されます。
単語登録の活用例
次に、実際の単語登録の活用例を見てみましょう。
よく使われる単語を登録する
単語や記号の例です。
- かぶ→株式会社
- とう→東京都
- よろ→よろしくお願いいたします。
- おつ→お疲れ様です。
- ごか→ご確認ください。
- かよう→(火)
- こめ→※
誤字の変換もできます。
- くだしあ→ください
住所や電話番号もおすすめ。
- じゅうしょ→東京都新宿区○○○
- でんわ→090-○○○○-○○○○
SABORIの単語登録ルール
筆者のSABORIは、入力ルールが複雑になるとルールそのものを忘れそうなので、よく使う単語だけ「はじめの2音」を入力すると候補が出るように設定しています。
また、少し長めの文章も登録しています。
- いつ→いつもお世話になっております。○○です。
- いじょ→以上です。よろしくお願いいたします。
- ーー → ——————–
- どく→読者の皆さまの「自由時間」が少しでも増えれば幸いです。
横線は仕事メールでよく使うので重宝します。
ここに記載の例はあくまで一例です。自分に合ったキーワードで最適化してください。
まとめ
Windows10の単語登録の方法と、活用例を紹介しました。
単語登録を使えば、キーボード入力が高速化するだけでなく、誤入力も減り余計なストレスがかかりません。
1回の時短効果は少なくても、繰り返せば大きな時間の節約になります。
ぜひ「単語登録」を活用して、パソコン作業を効率化をしましょう。
読者の皆さまの自由時間が少しでも増えれば幸いです。